2021年1月15日金曜日

寒い冬の方が痩せるの根拠(論文を要約)

気温による消費カロリーの研究について



英語の論文を、日本語にし、要約して記事にしてみます。

こういうの書くのは初めてです。

私の理解が違っているといった指摘ありましたら、

コメントかツイッターで教えてください。 


冬痩せに関する論文(実験)で一番有名なのはこれです。

「Energy metabolism in humans at a lowered ambient temperature」

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11965504/

メタボって言葉から誤解されやすいですが、

メタボリズム「metabolism」って単語の意味は「代謝」です。

論文タイトルを訳すと

 「低い気温下での人のエネルギー代謝」

とでも言いましょうか。


結論だけ(気になる人は論文見てください)

16℃と22℃で計測した1日の消費カロリー

  • 16℃、2,913kcal
  • 22℃、3,081kcal

6℃の温度差で、

消費カロリーの差は168kcalです。


要するに、

気温が低くなると消費カロリーは大きくなる

6℃温度が下がれば、168kcal消費がおおくなる。


この論文には、

消費カロリーが気温に比例するとは書いていません。

でもある程度は比例するでしょう。

(極端な低い気温や高い気温では比例しないと思う)

そうすると1℃の変化で28kcal


実験の被験者は、

海外の若い男性9人

平均24歳、平均身長183cm、平均体重76.2kg、平均体脂肪率18%

で、でかい💪


気温差での消費カロリーの変化が、基礎代謝の大小でどれくらい変わってくるか分かりません。

しかし、気温の変化が個人に与える影響は、体の表面積の大小で変わってくることは容易に想定されます。

175cm~180cmの私は、彼らより表面積が小さいので、

被験者より気温変化が消費カロリーに及ぼす影響が小さくなるでしょう。

身長が約5cm差、表面積に変換すると5%くらいだと思います。

つまり私の場合は、1℃下がったら+25kcal消費アップくらいでしょう。


こんな風に考えてます。

25kcalをたったこれだけと思う人もいれば、

大きく感じる人もいるでしょう

私は塵も積もれば信者なので、後者です。

これを知ってからは、寒い時期に減量することにしてます。

私は家で、夏のエアコン29℃、冬は暖房21℃、

何にもしなくても 8℃×25kcal=80kcal もお得


温度と消費カロリーの研究は他にも沢山有ります。

マウスの実験が多いです。

マウス実験でも、温度が低いほうが消費カロリー大きくなるって結果が多いです。

冬の方が痩せやすいというのは、証拠のある正しい理論ととらえています。


この投稿は科学的と言うよりは、

感覚的・直感的に分かりやすいように数値化してます。

特に自分に置き換えた数値は、

かなり簡略化して計算してます。




最後に、
こういうブログを書いてみて、
論文自体は短い英語で、
難しい単語も少なくて良かったのですが、
エネルギーの単位がJ(ジュール)だったのが一番面倒でした。

論文中はMJ(メガジュール)


でも面白いですね。紹介したい実験や理論があったらブログにしたいです。

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